BL作品語り-24日目

埃ちゃん(@hokori92)です

はじめに

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24日目です。クリスマスイブですが私は課題に追われています

前回はあまりにも語彙力のない記事を上げてしまったので、今回は語彙力のある語りをしたいです

本題

今日の作品はこちら

えんどうくんの観察日記 (ミリオンコミックス Hertz Series 110)

高校生の津田は、ある日、席替えで無口で無表情な遠藤と席が前後になった。
ささいなきっかけから交流が生まれ、今まで全く知らなかった遠藤が見えてくる。
ほくろ、首、髪、ちょっとした表情の変化。
けれども、もともと他人への関心が薄かった津田は、
近づく遠藤との距離に焦燥感を覚え・・・

(Amazonより引用)

えんどうくんの実験ノート 上 (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

高校のクラスで席が前後になり、気づけば傍にいるようになった遠藤と津田。
他人に興味なんてなかったはずなのに、互いの存在がどんどん大きくなっていく。
隣にいたい。もっと触りたい。
けれど、進路を決める時期になった二人は、今のままではいられないことも意識し始めて……

(Amazonより引用)

えんどうくんの実験ノート 下 (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

 いつまでも今のままではいられないと意識するようになった遠藤と津田。
自分たちの関係を問われても答えることができなかった。
互いを繋ぎ止めるために何が必要なのか?
まだ足りない。もっと欲しい。
二人は気持ちを止められず……

(Amazonより引用)

ハヤカワノジコ先生の「えんどうくん」シリーズ。続きものなのでいっぺんに紹介しちゃいます。表紙の黒髪眼鏡の子が遠藤くんで金髪のでかい方が津田ですね

高校生BLはいいぞ

一冊目のあらすじ初っ端に「高校生の津田は」とか書いてあるんで一瞬でわかりますが、高校生BLです。1ヶ月くらい前に一瞬だけTwitterで高校生ホモってｽｹﾞｰみたいなことを適当に呟いてたんですがその時に読んでたのがこれです

で、高校生BLの何がすごいって制服着て学校行って進路に悩んだりとか普通にしてるんですよ…すごい…体感なんで適当ですが、まともに進路で悩んでる高校生BL作品読んだのは中村明日美子先生の同級生以来かな？くらいの気分です

最近刀剣男士とかサーヴァントとかようわからん職業のキャラしか出てこない殺伐ジャンルの二次創作BLにばっかハマってて、生きるか死ぬかセックスかみたいな話ばっか見てきたせいだと思いますが、高校生BL見て席替えがどうのとか前から配られてきたプリントがミスプリで白紙とか移動教室だとか体育サボりだとかいう高校生の日常っぽいワードがバンバン飛び出してくるのにめちゃくちゃ安心しました。この世は平和です

えんどうくんが好き

超個人的な話ですが遠藤くんのキャラデザが好きです。もっさりした黒髪で眼鏡で…妙に色気があって…みたいな

タイトルから微妙にわかりづらいですが、一巻は正確には「(津田による)遠藤観察日記」みたいな感じなので津田視点で遠藤くんの色々な表情が見られてとても良いです

津田の髪型が良い

表紙でも三冊全部でそうなんですが津田は普段はオールバックです

が、オールバックは学校に行っている間だけでオフの日やバイトに行く時などは髪をおろしています。これがめっちゃ良いという話です

普段はオールバックのキャラが髪を下ろしているの、良くない？めっちゃ良いでしょ？私は好きです

サブキャラが良い

これBLACの記事で誰かも言ってたけど、良いBLはサブキャラとか女キャラも良いという話。真理だと思います

このシリーズには津田の友達の神崎くん、津田と遠藤にそれぞれ片思いをしている女の子の千葉ちゃんと青山さん、津田の兄などなどのサブキャラが出てきます

神崎くんは床屋の息子で、遠藤くんの頭の形をひと目で気に入って「俺にその髪切らせて！」と迫りまくる変人なんですが、津田と遠藤くんの気持ちを本人たちよりも先に察しては進展しない2人に色々気を回してくれる良いやつです

千葉ちゃんと青山さんは1巻の、津田の兄は2,3巻でのキーパーソンというか、台風の目なので、ストーリーに大きく関わってきます。ちなみに私は最初は千葉ちゃんのことなんやこの女…と思ってたんですが、最後まで読むと千葉ちゃんいい女…好き…となりました。BL作品で愛される女キャラ、大事

さいごに

テスト前であまり時間も取れずなかなかに内容のない文章を書いてしまいましたが、それはそれとしてえんどうくんシリーズはめっちゃ良いのでおすすめです

明日は最終日、私が樋口美沙緒先生のパブリック・スクールシリーズを紹介します

BL作品語り-13日目

2日ぶりです、埃ちゃん(@hokori92)です

はじめに

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13日目です

前回ハッスルしすぎて3000字に届くかというほどの怪文書を書いてしまったので、今回は簡潔に済ませたいと思います

本題

今日の作品はこちら

ただただ好きというだけで:BABY COMICS (BABYコミックス)

表紙だけだといまいち良さが伝わりにくいのでとりあえずこれを見て下さい

最高かよ… pic.twitter.com/Y8i9OoMnTt

— 埃 (@hokori92) 2017年11月17日

これで全てが伝わったと思います。読め

さいごに

あ～～～商業BLの帯のアオリを考える職業に就きてえ～～～～～

BL作品語り-10日目

6日ぶりです、埃ちゃん(@hokori92)です

はじめに

adventar.org

10日目です

正直週3～5くらいで自分が書くことになるのかな～と思ってたんですが、思った以上に埋まって自分が入る隙がなくなっていました。ありがとうございます

本題

今日の作品はこちら

いつかの恋と夏の果て 特典ドラマCD付

は？お前これ1日目に紹介してたやんけ！という顔をされているのはわかるけどいや違う、違うんだよ

1日目に紹介したのは漫画の方で、今日紹介するのはドラマCDの方です

ほんとは別の作品を紹介するつもりだったんですが、1日目の記事で書いてたとおり注文したドラマCDが届いたので聞いたところマジでヤバかったのでここで吐き出させて下さい

まあ1日目の記事も言うほどまともに紹介できてなかったので、今回はもうちょい真面目に紹介します

あらすじ

「一夏でも冗談言うんだな」

あの夏のうだるような暑さと一緒にかき消された告白ーーー

学生の頃から気の置けない友人として付き合ってきた2人。だが、一夏は修に対し"友情"では片付けられない感情を抱いていた。そんなある日、一夏に男のセフレがいると知った修は、無神経な言葉で追い詰めてしまい…?

ずっと隣にいたいからこの想いは隠し通すと決めたーーー

(Amazonより引用)

1日目に載せたのと全く同じですが一応再掲。ノンケ×ゲイで受けの片思いが報われる話。前回は書き忘れてたんですが二人とも社会人で同い年です

キャラクター

小野寺修(CV.新垣樽助)

　社会人。一夏とは高校の同級生。
　学生時代からコミュニケーション能力は高いが、
　恋人となかなか長続きしない。
　一夏のことは親友だと思っている。

深原一夏(CV.古川慎)

　感情を表情に出さず、サバサバした物言いをする。
　修に対して学生時代から
　友情以上の思いを抱えているが、
　それを隠して良き親友を演じている。

(ドラマCDのジャケット裏より引用)

正直これだけで好きな人は好きだと思うんですけどどうでしょう。私は好きです

もうちょっとわかりやすくすると、

受けのことを親友だと思っている(はずなのに異常に執着している(が本人はそれに気づいていない))攻め　×　感情を表情に出さない(けど攻めに友情以上の想いを抱えていて、色々考えて身を引いて良き親友を演じている)受け

という感じです。ね、好きでしょ？

ここからどんどん気持ち悪い話になってくるので頑張ってついてきて下さい。これからも私と普通に顔を合わせて仲良くしていきたい方は見ない方がいいと思います

古川慎の息だけの台詞がすごい

別にスケベな話ではなく、古川慎の演技がすごいという話

息だけの台詞っていうのは漫画や小説によくある三点リーダーとかダッシュ記号とかエクスクラメーションマークとかだけで表現される言葉のない台詞のことです

古川慎演じる深原一夏は無口なキャラクターで、更に親友である修に片思いをしつつ友人関係を壊さないように振る舞っているため、何か言おうとして飲み込んだりする場面が多いんですよ。つまり彼の台詞には三点リーダーが多い

で、その三点リーダーの表現がすごいんですよね

例えば、修に「彼女できた？(中略)勿体無いなぁ　昔っから結構モテんのに」と話を振られ、小声で「お前が俺にそれを訊くのか」と言ってしまって「え？」と聞き返された時の台詞。文字列だと「…なんでもない」ってそれだけの台詞なんですけど、「…」でヒュッと息を吸って一瞬硬直し、息を吐いてから落ち着いた声で「なんでもない」って演技するんですよ。すごくない？ただの三点リーダーだよ？「…」だよ？息遣いだけで感情がわかる。すごい

あともういっこ私の好きなシーンで、特典ドラマCDの方で冬に修の家に来た寒がりの一夏がソファに座っている修の膝の間に来るように呼ばれた時の反応。こちらも文字列だと「……」「……っ」って吹き出し2つぶんの三点リーダーなのに、抗おうとして息を詰めて、詰めて、でも結局ふかふかのブランケットと温かい修の誘惑に負けてしまう、というのが一言も発してないのに息だけで全て伝わってきます。これはマジ

他にも三点リーダーのある台詞はたくさんあるので、息遣いなどから色々と想像を膨らませるのも楽しいし、漫画と読み合わせると古川慎がすごいということがよくわかって楽しいのでおすすめです

呂律の回っていない古川慎がすごい

これはスケベな話。すごいえっち。すごい。すごいしか言えないのですごいです

更に気持ち悪い話をすると個人的にはた行の発音が甘くなるのが好きで、しかもフィクションにありがちな露骨にた行がら行になる(らめえみたいな)のではなく、舌先がギリギリ上顎に届いてないみたいな発音でとにかくえっち。た行とさ行の間の発音というか…言語化しにくい…

あとか行の発音も甘くなっては行に近くなってて、特典ドラマCDの方で言ってくれる「好き」がめちゃくちゃ可愛い発音になってます。このへんの話はマジで聞かなきゃわからないと思うのでつべこべ言わず聞いてください

余裕のない新垣樽助がすごい

これもスケベな話だった。この作品での新垣さんは基本さわやかなお兄さん声というか優男声で演技しているのですが、スケベなシーンで余裕ない声出されるとﾋｪｯてなります

あと適当にBLCDソムリエみたいなこと言ってみると、昔のBLCDは攻めは全然喘がないとかあってもうめき声みたいなのばっかだった気がするけど最近は攻めもわりと喘ぎがちな気がする。新垣さんは別作品で受けの声帯もよくやってるのでこのCDでもえっちな喘ぎ声が聞けます

台詞について

ここから個人的に好きな台詞を適当にピックアップしてみました。特に内容のネタバレはないはず

「ふざけんな死ね」―古川慎です。特に話の流れとは関係ないどうでもいい台詞なんですけど古川慎に「死ね」って言われるとフフッてなります。これだから人生は楽しい

「やるぞ　セックス」―これも古川慎。文字列だけでヤバいのがわかる。もうちょい踏み込んで気持ち悪い話すると「やるぞ」で緊張して声が震えてるのがめっちゃえっちでそそる

「あんまり可愛いこと言わないで」―新垣樽助。詳しいシチュエーションは省きますが一夏にあまりにも可愛いことを言われた時の反応。手の甲か何かを口に押し付けてくぐもった声で言ってるんですが、言い方がめちゃくちゃ感極まってていやお前が可愛い…となってしまったので拾いました。ついでにこの後の古川慎の困惑した声も死ぬほど可愛い

さいごに

我ながらマジで気持ち悪い文章を垂れ流し続けた自覚があるんですが、どれくらいの人がここまでたどり着いてるんだろう…ここまで読んでくださった方はありがとうございます。これからも私と普通に顔を合わせて仲良くしたい人はここで見たことは全て忘れてください

また、ここまで読んでドラマCDを聞いてみたくなった方は埃ちゃん(@hokori92)までどうぞ。恥ずかしい人はDMでもいいよ